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結婚生活をおくっていく上で一度も離婚を考えたことのない人は稀です。
周囲からみれば本当に些細なことでも当事者にとっては「もうこの人とはやっていけない」
「離婚だ」と思うようなこともたくさんあります。でも、その多くは数日もすれば収拾されてしまうことが多いのです。
夫婦だからこそ他人には言えないようなことを言い合い、八つ当たりもし、甘えもでる。でも、お互いにその許容範囲であればもとの鞘に納まってしまうのが夫婦というものです。?周囲の冷静な人間が客観的に見れば、お互い離婚などしたくないはずなのに感情的にもつれてしまっているケースも多々あります。
相手や相談者自身の単純な我がままや勢いで離婚をしてしまうというのはあまりにも早急すぎます。?自分の人生を後悔しないために。
感情的になっていないか、あきらめが早くないか自分に問いかけてみましょう。
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反対に、DVや虐待ですぐにでも離婚をしなければ相談者やお子さんの命の保証ができないというケースもあります。精神的、肉体的なダメージが大きすぎるような事態に陥っていても、世間体や親へ心配をかけたくない、あるいは子供をひとり片親にしたくない、経済的に無理だという理由から、あきらめてしまって誰にも相談することなくたった一人で耐えている人もいるのです。
私は無責任に離婚を思い留まらせたり、離婚をすすめたりすることはしません。
ただ、たったひとつアドバイスしたいのは、あなたはご自身の人生の選択肢の一つである「離婚」と真剣に向き合っていますか、ということです。逃げないで、あきらめないで、自分の気持ちに素直に正直に、決して後悔することのないよう最善の努力をしてほしいのです。
あなたが自分一人の判断で離婚を決める、あるいは留まることができ、その結果後悔しないのであれば、それが一番良い方法です。ただ、人間はそんなに強い生き物ではありません。誰かの客観的な意見を聞きたい、冷静な思考に戻りたい、あるいは正確な情報を得たい、そんなときに我々カウンセラーがお手伝いできればと思います。 |
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